司法書士の認知度

 

 

世の中のどれくらいの方が司法書士という職業をご存知なのでしょうか。

 

残念ながら、私の周りではそれほど知られてはいません。

 

医師、弁護士、税理士、会計士、行政書士、司法書士・・・・・・

 

世の中に士業は多々ありますが、司法書士に関しては、名前は聞いたことはあるけれど具体的に何をしているかは知らないという方が多いのではないでしょうか。

 

 

今、テレビ朝日系列で「七人の秘書」というドラマが放映されています。

その中に、江口洋輔演じる萬敬太郎が司法書士として登場しています。

ホームページの紹介によると、ラーメン店を経営する傍ら副業として司法書士をし、政治家の秘書であった過去があります。

医師や弁護士が登場するドラマはよくありますが、司法書士という職業が出てくる設定は珍しいです。どのような描かれ方をするのか気になり第1回目から見ています。

しかし、残念ながら第6回目の放送が終わった現在まで、萬敬太郎はここぞという場面で司法書士の名刺を見せたものの、司法書士としての仕事をするシーンは出てきません。

事務所風景も一切映りません。もっぱらラーメン店の場面です。

このドラマから司法書士の仕事内容は見えてきません。

 

これでは視聴者に、司法書士って何をする人なの?と思われても仕方ありません。

むしろ、ドラマの内容はタイトルどおり秘書が活躍し事件を解決するものなので、司法書士である必要がないとも言えます(現段階では)。

しかし、何らかの必要性があって副業で司法書士をしているという設定になっているはずです。

司法書士を知らない視聴者にもその仕事内容が少しでもわかるような展開があることを期待して引続き注目していこうと思います。

 

 

テレビ離れが進んでいますが、テレビの影響は未だ小さくありません。

 

司法書士は、相続や売買による不動産登記や会社の設立など商業登記、加えて成年後見などに携わっていますと、テレビを通じて世の中に広くアピールできないものでしょうか。

 

今後、ますます高齢化が進みますし、認知症をテーマにしたドラマの中で、成年後見人として司法書士が活躍するといったようなドラマが製作されたらその認知度は上がるかもしれません。

 

具合が悪くなれば医者に、法律的な困りごとは弁護士にということは誰でもすぐ思いつきます。

それと同様に、どんな困りごとが生じたら司法書士に相談に行くのかを知ってもらい、必要なときに司法書士の存在を思い出して相談に行くことが日常になればよいと思います。