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オンライン会議、オンライン飲み会、オンライン帰省・・・

新型コロナウィルスのため、いろいろなことがオンラインで行われるようになってきました。

そんな中、少し意外なこともオンラインでできるようになっていました。

 

その1  オンライン法要

その2  オンライン結婚式

 

オンラインでやるイメージがない法要と結婚式。

どのように行われるのでしょうか。

 

 

~~オンライン法要~~

「一般社団法人 法要普及協会」が実施しているオンライン法要のやり方を見てみます。

 

事前にお寺から専用のタブレット端末が貸し出されます。

それにより自宅とお寺を双方向でつなぎ法要を行います。

タブレットは電源を入れボタンを押すだけで簡単につながるので、

操作に不安のある高齢者でも安心です。

 

法要当日。

参加者は、タブレットを通じて僧侶の読経に合わせて唱和したり、法話を聞いたり、

家にいながらにしてお寺で行われている法要に参加できます

また、タブレット端末は複数貸し出し可能なので、参加した親族同士で会話することも可能です。

 

法要は、四十九日、三回忌など開催時期が決まっており、外出自粛要請が続く現状でも

なんとか行いたいとの要望が強く、オンライン法要を始めたそうです。

 

 

~~オンライン結婚式~~

 東京にある結婚式場「原宿東郷記念館」では、

結婚式をキャンセルせざるを得ないカップルのために

3密を回避したオンライン結婚式プランを提供しています。

新郎新婦は式場にて結婚式を執り行い、列席者は自宅で

その様子をオンライン配信で見ながら参加するというものです。

 

このプランの最大の特徴は、親族・ゲスト宅に

「東郷ハレの日御膳(婚礼料理、スイーツ、フラワーの3つの要素を合わせたもの)」が

事前に宅配され、当日、進行に合わせて同じタイミングで食事をすることができるという点です。

離れていても親族やゲストとの一体感が感じられるよう工夫がされています。

 

東郷ハレの日御膳の一例

 

 

 

今は大勢が集まる対面式でのイベントは開催が難しい状況ですが、

オンラインですることで、

中止するのではなく開催できる。

会場に行けないから不参加ではなく、自宅から参加できる。

直接会うことはできなくても、画面を通して顔を見て話せる、心が通う。

という利点があります。

 

オンラインで行うなんて、と思う人もいるでしょうが、

故人を悼む気持ち、結婚を祝福する気持ちは対面でもオンラインでも同じです。

 

新型コロナウィルス終息後も、移動による心身の負担、

交通費や宿泊費など経済的な負担、行き帰りの時間のロスなどを

なくしてくれるオンライン方式は、選択肢のひとつとして定着するかもしれませんね。

 

この状況下で、前向きに新しい方法を模索する業界の方々、尊敬いたします。