みなさんのご家庭にも国勢調査票が届いていると思います。
もう用紙は提出されましたか?
もしくはオンラインで済ませましたか?
5年に一度調査が行われるそうなので過去に記入しているはずですが記憶がほとんどなく、今回新鮮な気持ちで記入をしました。
その過程で感じた正直な感想を書いていきます。
国勢調査が届く
まず、ポストに入っていた国勢調査票を見て感じたことは、「なんか面倒くさいのが来たな。」です。
調査票の記入のしかたという冊子の表紙を見ると、
「国勢調査は統計法という法律に基づいて実施します。調査項目に回答する義務(報告義務)が定められています」
との記載があります。
しかも、冊子の裏面には、ご丁寧に統計法の抜粋が掲載され、報告義務及び罰則に関する規定が印刷されております。
これは法的根拠のある国民の義務でしたか。それでは書かないわけにいきません。
弊事務所のホワイトボードにも「根拠を持って仕事をする」と書いてありますから。
書き始める
部分的にマークシート方式となっております。
学生時代の試験問題のようでなんだか懐かしい気分です。
書き進める
ところどころ、「その質問いる?お役所同士が横の連携とれば簡単にわかるのでは?」と感じる部分があります。
例えば、世帯主との続柄や出生の年月なんてもうとっくに知ってるでしょうに。わざわざ書かせるとは面倒です。
さらに書き進める
最終学歴や仕事について。
従業地、従業地までの交通手段。
そこまで知りたいですか、と思いつつ、
「大阪市西淀川区まで電車と徒歩で通っております」とマークします。
それにしても、やたら根ほり葉ほり聞いてきます。
年収を聞いてこないだけマシかなという気分になりました。
あと少しのところで挫折する
15問目に「勤め先・業主の名称及び事業の内容」を書かせる欄がありました。
記載例を見ると、
✕ |
(株)エレクトロニック工業 |
卸業 |
営業 |
〇 |
(株)エレクトロニック工業 若松営業所 |
エアコン卸売業 |
エアコンの営業 |
要するに、ふんわり書いてはダメなのです。
きっちりと、どこのなんという会社で何をやっているか詳細を書けということです。
個人情報保護の必要性が声高に叫ばれているこの時代に、ここまで情報開示を要求するのですね。
しかも、未提出や記入漏れがあると、全国で70万人いる国勢調査員の方が家まで訪ねてくるようです。
守秘義務があるとはいえ、ご近所の方かもしれない調査員にここまで知られるのは気分よく思わない人も多いのではないのでしょうか。
げんなりしてきました。
お役所がすでに把握している情報を活用せずこの調査票をもとにいちから統計を作成するようですね。
無駄が多いと感じますがどうでしょう。
様々な統計を取る必要性も理解できますが、もう少しやり方を変えてもいい時期にきていると思います。
我が家の調査票は、あと2問を残し書きかけのまま放置してあります。
提出した世帯にはクオカード進呈など特典があればモチベーションもあがりますが……
締め切りまで時間があるので少し寝かせておくことにします。
最後に、ちょっと外れますが、都道府県別集計率にみる県民性
国勢調査2020総合ウェブサイトでは、都道府県別の調査の回答状況が公表されています。
10/1現在、ほとんどの都道府県で回答率は30%、回答率の高い数県が40%台に届いているという状況です。
そんな中、沖縄県の回答率の低さが目立ちます。
オンライン・郵送あわせて22.1%と全国最下位です。
こんな部分でもゆったりのんびり沖縄時間が流れているのでしょうか。